memo

同人,作品について

2025年11月12日(水) 23:47:50



北海道COMITIA22無事参加してきました。当日はありがとうございました!
寒かったけど新刊を手に取っていただけて良かったです。帰り地下鉄止まったね……。

今年最後の直接参加のイベントでしたが、作品見てもらえたし自分も買い物できたし友人にも会えたし楽しかったです。今年中のイベント、まだ出ようと思えば出られる感じですけど……時間的には一応ギリ可能でも体力的にはちょっと厳しいので無理せず休むことにします。多分、年末は仕事も忙しいし。

また来年何か新作出せたら良いです。もういい加減有間皇子を描くぞ。そろそろ描くぞ。とりあえず今は休むけど。年明けたら描くぞ……。描きたいね。

イベント後に多少は休めて今は体力もまあまあ回復しては来たので、そろそろサイトの更新もしたいですね。というかちま高、今年全く触ってなくてやべーなとは思ってる。今年中に多少でも続きが描けるのか……?というか、どこかで新刊出すのを一時中断してちまイヤーみたいな年にしてそればっかり描く計画でも立てないとダメかもしんない。始めた当初は加齢のことなんて全く考えてなかったからね。若いって恐ろしい。何もしないまま10周年を迎えてしまいそう。どこかで描かないとな。


ちなみに直接参加のイベントはもう今年は出ないですけど、委託の方は新潟COMITIAとみちのくCOMITIA出しますんで、北海道はいけないけどそっちなら行けるぜって方、よかったらよろしくお願いします。どちらとも新刊は委託しますぞ。詳細はもうちょっとしてからお知らせするけど。


尚、新年最初のオフイベントはElysianになります。こちらも近くなったらお知らせします。




あとはお礼絵とか。関西ティアの分も一緒に。新刊に出てきたちい。

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原稿裏で見せられそうなのも置いとく。こっちはたか。

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顔の十字線があんまり機能してない感じ。顔が球体なのを確認するのに描いてるだけ。左目の位置がちょっと外側だけど、表側の方で直したんだっけ?いや、漫画見りゃわかるんだけどさ。


あとは新刊のことについてちょっとしたおまけ情報的な話。
ちいもたかも実は特に性別はなくて、というかあの世界の住人全員そんな感じです。ちいとたかはメインのキャラクターなので、時々表情を少女っぽくしたり少年っぽくしたりして遊んでました。楽しかったです。
あの世界の外側の石については漫画では特に情報出してないけど一応は琥珀です。一応真面目に細菌学の本とかも読んでみたけど、情報が途方もなさ過ぎてぼちぼちの概要だけで止めにした。細菌の世界は無限大。

元々は電気を意味するエレクトロンの語源が琥珀ということを以前知って、この辺をなんとかネタにしたいとずっと思っていたんですが、琥珀をどうにかする技術は具体的に結構あるようで(煮るとか焼くとか)、漫画のネタにするにあたってなんか身も蓋もなくなってしまったのでそこで一度空中分解したというか。そこから別方向に発展させたプロットもなんかダメで、あとはあんまし覚えてないですけど一応プロット直し2回目で今回の話に決めた感じです。
影響を受けたというか頭の中にあったのは多分、スッタニパータ……のごく限られた一部とか、あと今年4月に観た舞台作品の「わが星」とかがあったのかとは思います。ちなみに「わが星」の主人公と名前がかぶっちゃったのに後で気が付いたけど、名前の由来が違うんで許してくださいっす。ちいはちいさいからちい。画力の問題でたまにでかくなってしまい頭を抱えた。尚、たかはちいより背が高いからたか。

以上。あとは特にない。


作品について,歴史、神話

2024年11月12日(火) 23:11:03



読んでも読まなくても別に困らないような10月新刊「レラカムイ」のおまけ的な話。


アイヌ民話、神話系で登場する英雄神で真っ先に名前が挙がるのはおそらくオキクルミだと思います。オキキリムイ等の表記の場合もあるし、諸説あるるけどアイヌラックル(人間くさい神の意味)と同一視される神とのこと。アイヌ創世神話並びにアイヌラックルの一連の物語は平凡社ライブラリーの「カムイ・ユーカラ(山本多助著)」に詳しく乗っているので興味がある方はそちらを読まれると良いです。私の説明だと分かりづらいと思うし。

ところで、このオキクルミが北海道全域で一番の英雄神とされているのかというとそうではなくて、東西で違いがあるそうです。どこを起点にしているかは判然とはしないけど(日高山脈だろうか)大まかに西側の英雄神はオキクルミ、東側の英雄神はサマイクルになる。で、物語の中にはオキクルミとサマイクル二人ともが出てくる話もあって、オキクルミが偉い地方の話ではサマイクルは愚か者に、逆にサマイクルが偉い地域の話ではオキクルミが愚か者になるわけです。
色んな話を読んでいると登場人物のオキクルミとサマイクルの名前を入れ替えただけの話もたしかあって、元の話の成立は西か東かはわからないけど人の移動と共に物語も移動してるのが分かるのは面白いです。

ちなみにアイヌ民話の小話的な物も読んでいると日本神話の因幡の白兎なんかもあったりして、なんかケルト神話のオシーンの話と浦島太郎が似ているとかいう話も伝言ゲームという意味では一緒なんだろうなと思ったりはします。アイヌ民話の方も元々は中国やインドの話が元ではないかと思われているものも一部あるらしいし。


アイヌ関係を調べると英雄神と言えばオキクルミ的な感じになってしまうのは、おそらくアイヌ関係の知識人の有名どころが西側出身で自然と西側の物語が多く集まったからではないかと思います。知里姉弟然り萱野茂然り。
今回資料として使った本の編者の更科源蔵は東側の方の民話等を収集していた人で、今回の作品の元の題材の話も北見市で収集した話でした。道東の方はなかなか取材に行けないし伝承もある程度は移動はしているであろうから、できる範囲でということで中央部の話にすることにしたということです。安易に茅葺のチセを描いたりしないとか、その辺は気を付けたんですが。


あんまり長くなるとくどいし読む気もなくなると思うのであとは資料関係の話をざっくりして終わるけど、アイヌ関係の図録っていうのがあんまりなかったりするんですよね。以前函館の北方民族資料館で手に入れたのが2800円くらいだったけど凄く良かったので、お勧めしたいんだけど久しぶりに資料館のサイトを見たら存在すらなくなっていたので多分売り切れたのだと思う。残念だ。
ただ、北方民族資料館の冊子で「アイヌ風俗12か月屏風」っていうのはあるのでこっちをお勧めしておく。アイヌ絵の資料って基本高いんだよ。学術系資料しかなくて。あとは変な何…トンデモ本的なやつが出てきたりするから私はお勧めしない。函館の北方民族資料館の「アイヌ風俗12か月屏風」は300円だ。資料館に電話やメールで連絡すると遠方の人でも買えるらしいです。ついでに「アイヌ衣装の世界」ってやつも買ったらいいと思う。私が行った時はこれはなかったから持ってないけど。

安いけど意外と使えるかもと思ったのは白老の陣屋資料館で売ってる100円資料。「白老町の文化財ガイドブック」ってやつ。これで君も白老博士だ。まあ、そんなこと書いてないけど。は、いいんだけどこれ陣屋資料館じゃないと買えないんだよね。資料館はちょっと行きづらい場所にあるのでウポポイや駅の近くの物産館のポロトミンタラでも売ってくれたらいいと思う…実は売ってるのか?こっちも電話したら遠方の人でも売ってくれるんじゃないかな。まあ、やってみてくれ。健闘を祈る。



文章が長くなってしまったし落書きでも置いておこう。

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ちなみに子供の髪型は北見方面だともう少し、前髪と後ろの髪の間の剃ってある場所の面積が狭い感じらしい。形はこれと一緒だけど。




wavebox絵文字ありがとうございます!

同人,お知らせ,作品について

2024年6月16日(日) 17:23:45

れみのそうさくむら-第九寄合-、参加してきました。当日お世話になった方もスペースにお越しくださった方もありがとうございました!
4年ぶりのれみむらでしたが楽しかったです。れみむらはサークルチケット郵送の時もオリジナル切手が貼ってあったり、消しゴムスタンプ押してあったり手書きのお手紙が付いていたりとそういう気配りも良いんですよね。れみむらサントラとか村キャラクターとか、れみむら神社とか、YouTube企画等はあんまり見れていない部分もあるんですが、企画も良い意味で独特で楽しいです。

せっかくだから写真撮って来た村の神社。光ります。写真掲載許可も貰ったので載せる。曲がってるけど。
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北ティアの原稿完成後で且つ入稿用に編集している合間に行ったので、個人的には結構へろへろであんまり気の利いたことも言えませんでしたが、色々とありがとうございました。次は10回目記念とのことで規模拡大だそうです。折角だしまた参加しようかな。


で、新刊の方ですが入稿も無事終わりました!で、印刷所の方からも受付完了の連絡も来ましたので、まああとは当日届いているのを祈るだけかな、と。ということでやっとサイトの方も久しぶりにまともに更新できた。やったー疲れた。
off lineの方にも情報上げましたがこちらにも情報載せておきます。


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「髑髏(どくろ)」A5/28頁 300円
通販は北ティア19当日帰宅してから開始します。早くて18時頃かと。
「日本霊異記 下巻」に収録されている「法華経を億持せし者の舌、曝りたる髑髏の中に著きて朽ちずありし縁 第一」を題材にした短編で、奈良時代後期が舞台の坊さんの話です。漫画のページ数としては22頁です。前回の「星売り」が20頁なのでそれよりちょっと長いくらいか。
サンプルの坊さんがボケでおっちゃんがツッコミです。僧侶とおっちゃんによる古代史漫才漫画です。嘘です。いつも描いてるようなゆるいファンタジーです。

いつもに比べると宗教色(仏教)強めですけど。この話描こうと思ったのはわりとたまたまだったけど、去年のうちに法華経読んで置いて良かったなと思った。でも、文字入れの時にお経入力していくのはなかなか手間だったなあ。4文字分一度に変換できるような言葉もあるにはあるんだけど、大抵は1文字づつ打ってわからん漢字調べてって感じだったので。勉強にはなったのでいいけど。

あと、法華経以外で読んで置いて良かったなと思ったのはアイヌのハンターの人の本。現代と古代では色々違う部分もあるとはいえ、山歩きとか寝泊りの話とか結構参考になった。その辺でよくわからなかった部分は映画「空海」見て補完…しきれてはいないけど、まあだいたいこんな感じじゃないかってあたりで描いたみたいな。
修行中に髭や髪が伸びるのはどうしようと思ったのだけど、とりあえずは髪だけにしておいた。髭まで伸ばすと誰だかわからなくなってしまうと思ったんで。師の手前、水辺とかで綺麗にしてたんでしょう、くらいに思っていただけると助かります。



6月23日開催の北海道COMITIA19はスペースA21にいます。よろしくお願いします。


ボツコマとか今日載せようと思ったけど後日でいいや…。多分、ペーパーの絵等も上げると思うんでその時一緒にあげときます。