イベントもしばらくないし、たまには感想文でもやろうかと思います。てがろぐに変えてからそういえば必要なこと以外は特に何も言ってなかったし、以前資料用に見た空海の映画やこけら落としの演劇等も面白かったのでたまにはそういう話でもしようかと思った。
感想長くなるので先に言っておこう。
一時的につないだ二次の方かもしれないけど、wavebox応援ありがとうございます!
じゃ、以下感想文。長い。
「空海」(映画)
1984年制作のやつです。北大路欣也主演で平安京遷都から空海入定までを描いた映画。
真言宗がバックアップをしたのかそれとも発案者なのかは実際よくわからないけど、お金はだいぶ出してくれたそうです。そういった事情もあったのか、それともそういう時代だったかはわからないけどキャスティングは豪華だし、中国ロケやったりきっちりセットも作ったりして邦画にしてはスケールが大きい作品だと思った。中国ロケのシーン凄かった。あれ商店とか並んでいる通り貸切って撮影したんだろうか。人ぎちぎちにいたんだけどあれ全部エキストラなのかなー。断崖を歩くシーンとかも凄かった。空海は基本的には元気いっぱいだった。
あとキャスティングは映画あんまり見ない私でもわかるような森繁久彌とか丹波哲郎とか出てくるんですよ。とはいえ、自分が知らない俳優の方が多いんですけども皆存在感があって凄い上手いんだよね。特にいいなと思ったのは薬子役の小川真由美。目が泳いでる演技とか、おお!って思ったし最後に自害するシーンは本当に痛そうだった。泰範役の佐藤祐介も最澄に「空海の弟子になりたい」って伝えるシーンのひりひりした感じが良かった。
ストーリーの方は面白いし凄いと思うところも沢山あるんだけど、ツッコミどころも結構多かったのは惜しいと感じた。いかにも大作なのにどうしてそうなったみたいな。昭和の仮面ライダーかウルトラマンみたいな特撮シーンが突然入ったり、火山の噴火のシーンの抱き合えーのところとか普通に雑コラにしか見えなくて、たしかにCGはなかったかもしれないけど…けど…みたいな。まあ、映像があれなのもそうなんだけど、抱き合えーのシーンはそれ抜きにしてもなんか笑ってしまったけど。
でも避難の際に子供が死んでしまった女性に「死んだ子は諦めろ。子はまた作ればいい」みたいなセリフは今じゃもうきっと言わせられないんじゃないかな、等と思った。コンプラ的に。その時代の人たちの必死な感じが伝わってきて、あのシーンの台詞としてはふさわしいと思うけどね。
ちょっとダイジェストっぽさもあるにはあるけど、映像が凄いし役者の演技はキレッキレだし映画としては楽しかったです。歴史大作見たー!って感じはある。あと、役者の演技で思ったんだけどモブは女性の演技が凄く良いと思った。なんかすごく品があるんだよね。当時の民衆がどうだったかはわからないけど、歴史ものとしてみる時こういう要素は大事だなと思った。あんまり現代っぽいとコスプレっぽく見えてしまうし。
見終わってから出ていた役者の人の経歴等調べてみたけど、いつの間にかメディアに出てこなくなりその後ひっそり亡くなっていたとか、スキャンダル漬けになってフェードアウトしてしまったりとか、役者も色々大変だなあとは思った。
あと、他の人のレビュー等も見てみたら意外とエロかったと言ってる人もいて、それについては「わかる」と思った。
「あっちこっち佐藤さん」(演劇)
札幌の北八劇場のこけら落とし舞台です。戯曲はレイ・クーニー作。原題は「Run For Your Wife」。
ELEVEN NINESで過去にも何度か再演していて評判がいいのは知っていたので、凄い楽しみにして行ってきた。結果的にはもうしばらくこんなに笑わないよってくらい笑ってきたけどね。めちゃくちゃ楽しかったです。
公演パンフには倉本聰に古いと言われた、とあった。確かに固定電話に電話がかかってくるとかそういうネタは古いのかなと思ったけど、15年前の2009年の設定でやってたし劇そのものが面白かったから気にならなかったな。
巡査役以外は基本的にどの役もダブルキャストだったけど一回見たら他のもみたくなってしまうなこれ、とは思った。いつもより高めのチケットだったので結局1回しか行かなかったけど。普段もダブルキャストどっちも見るとかできてないしまあいいか。
主役がオクラホマ藤尾、タロウ役が箕輪直人の日に行ってきた。
ストーリーとしては主人公のタクシードライバー佐藤ヒロシには実は2人の妻がいる。ヒロシはそれぞれの妻の家を行ったり来たりしながら暮らしていたけど、ある日強盗に襲われた女性を助けたことで警察に事情聴取をされることになってしまった。しかも新聞にも載るらしい。このままでは2拠点生活がバレてしまう。どうしようと頭をかかえるヒロシ。そんなヒロシの前に、事情を聞こうとしたり助けようとしたり入れ替わり立ち代わり様々な人が現れるが、なぜか皆苗字は佐藤さんだった、みたいな話。
全体的にはドタバタ劇なので一連の物語を説明するのは難しいんだけど、ちょこちょこ出てくる人達が皆面白いし道民おなじみの小ネタとかも凄い楽しかったです。それにしても北33条西33丁目から南33条東33丁目(逆かも)って相当する住所はないけど、あるとしたらだいたいこの辺かって想像すると結構距離離れている気がしてヒロシ凄いなと思った。
劇中の好きなネタは色々あるけど、「どっどどどうどどどうどどどう これ風の音なんだぜ」とか、心の綺麗な人にしか見えないゴワスとか、公開説教はじめてみるも私の携帯の音だったとか、何で笑っていたかもう思い出せないことも沢山あるけどなんかずっと笑ってたね。いいね、笑えるお芝居って。
巡査長は小島さんのも見たかったけど、とりあえず1回って感じなら…ということでエレキさんの方を見て来た。凄い走ってたけどせんべいとかおかき食べてたね。キャラ的にはズーズー弁の犬のおまわりさんって感じだった。
新聞記者二人は変な雰囲気だなと思ってたらラストで二人ともオネエだったのが面白かった。あと、何かあるごとにぴょんぴょん跳ねてたハナコが可愛かった。
見に行ってよかった。帰りに職場の佐藤さんが通りがかったのを見た。本当に。