中止になった名古屋コミティア56のペーパー用にと考えてたもの。
描きたかったんでとりあえず仕上げてサイト用作品にしました。
夢オチだし、二次創作みたいな描き方してしまったんで人物紹介もつけときます。
<人物紹介>
大来皇女(おおくのひめみこ/661〜701年) 朝鮮半島遠征の途中に備前国大伯海で生まれる。 父は天武天皇、母は天智天皇の娘の大田皇女。 674年より伊勢神宮の斎王を務める。687年に解任され帰京。 解任の理由は父、天武の崩御によるものとも大津の謀反事件によるものとも 言われる。大伯皇女と表記されることもある。 万葉集には弟、大津への思いを歌った歌6首が収録されており、 「うつそみの 人にある我れや 明日よりは 二上山を 弟背と我れ見む」 は特に有名。万葉集入門みたいな本にも高確率で載ってる。気がする。 |
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大津皇子(おおつのみこ/663〜686年) 那の大津(今の博多湾)で生まれる。 大伯皇女の同母弟。妃は山辺皇女。 文武に優れ、父の天武の他、祖父の天智にも期待をかけられていたが、 天武崩御後、謀反の企てがあるとされ死を賜った。 享年24。 謀反の疑いをかけられたことについては異母兄、草壁皇子の母親の 鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ/持統天皇)の策略だったのでは ないかとも言われている。 万葉集や懐風藻(日本最古の漢詩集)に詩歌が残されている。 万葉集に収録されている 「百伝ふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ」 は大津の辞世の句としてよく知られている。 (後人が大津になりきって歌ったって説もあるけど。) |
<参考文献>
宇治谷 孟 「全現代語訳 日本書紀 下」 講談社 1988年
伊藤 博 「萬葉集釋注 一 巻第一 巻第二」 集英社 2005年
伊藤 博 「萬葉集釋注 二 巻第三 巻第四」 集英社 2005年
江口 孝夫 「懐風藻 全注釈」 講談社 2000年
図録「平成28年度冬期企画展 飛鳥の考古学2016 早川和子が描く 飛鳥むかしむかし」奈良文化財研究所 2016年
2020/12/20
※2020/12/20 描き直しました。衣装や大来の髪型や大津の顔が変わっています。
旧版も一応残しておいたので、見たい方はこちらからどうぞ。
間違い探しできますが特に景品はないです。
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